アマプラで配信してたから観たよ~。
公開当時から気にはなっていたものの映画館には行けないので配信を待っていたらちょっと忘れていた。
そういえばと思って調べたらアマプラで配信してた!
以下さらりとネタバレもするのでそれはちょっと勘弁という方はここまでで。
なんか、ガッツリ戦って「わぁー!!」みたいな話なのかと思ってたけど、全然今どきの「ストーリー」というより「物語」っていう印象。
派手な演出ではなく、現代風に綺麗にアレンジしているという感じでもなく土着の神話・民話・伝承を映像化しましたって印象だったなぁ。
俊敏なアクションじゃないし、一発で首ポーンするわけじゃないし普通にちゃんと怪我もしてる。
今どきの処理された美しい表現というわけじゃなくて、良い意味で自然の表現そのままって感じかなぁ
どこかの感想でも見かけたけど、室内の光の演出も蝋燭とか焚火だけのちゃんとした暗さがあって、そういう点でも「なるほどな~」感。
衣装とか装飾とかも史実により近い感じなのかもな~という印象もあった。ほんと派手じゃなくてファンタジックな要素もなく「布」って感じが。
荒くれもののヴァイキングらしい表現もあり「うわぁ…ほんっとえげつなく酷い」というシーンもありますが、ある種それも込みでヴァイキングを堪能できた。
幻覚的な表現もちゃんと入ってて「ヴァイキング文化(?)的にそこ大事だよね~」と。
多分ベルセルクなんだろうなっていう表現もなるほどだったな。
まるで今とは全く異なる倫理観だったからこそのひまさんもあんこについて「昔は本当に怖かった…」になるんだろうね。。。( ˘ω˘ ){なんか、分かる…
人によってはもしかしたら「あーこういう表現ちょっと無理」って場面あるかもしれないけれども、個人的には非常に見やすい「ヴァイキングの話」だったです。
ヴァイキング関連の映像作品ってドラマが多い気がして、話数も多いし正直最後まで観れなくてなぁ…。
勿論ドラマは尺が長い分色々と深堀してくれている部分はあると思うのだけれども、ノースマンはテンポが良く「章」ごとにまとめられているので見やすかった。
王族の兄弟→王(兄)殺し→王の息子復讐に燃える→だがしかし兄殺しの弟はのちに別の王に追いやられて越境→その地で農民(村?集落?の長)…的な流れも非常にヴァイキング感ある。
農民として平和に暮らしていた様子などを見ると、もはやどちらが良い・悪いな見方も無意味感あるし、ラストも人によっては「…は?」ってなるかもしれない。
大体こういう戦い・復讐をテーマにする話って、どちらかが「正義」「悪」になりがちだから、「どっちもどっち」…というか、人間社会で生きていると多面的関係性になるから「人間ってこうだよね」…という事でこういう話の流れも民話・伝承としてこの作品を見れば「あぁ」って腑に落ちるとは思う。
きっとこの主人公も悔いなくヴァルハラに行ったんだろうな~って
しかし、こういう「民話・伝承」が強めのお話を観ると余計思うけど、基督教に改宗していく段階の彼らってどういう心境だったんだろう…?と。
例えば、私は特定の宗派も信仰もないけれども、日本古来の神道である八百万の神様はあるのかもしれないな~はある。彼らも似たような多神教だったんだと思うんだけど、そこから急に「神は一人やで」って言われてそれまで信仰していたものを否定されたら…?どういう心境なのかな~って。
「ヴァルハラに行けるから」死も厭わないようなところがあったのかな~と思うと、それも否定?されたのだとしたら…と、いう事を北欧の歴史とかを知れば知るほど思うんだよねぇ。…勿論急激ではなく徐々になんだろうけども。。。…しかし、めっちゃくちゃ気になる。教えて詳しい人。
…何はともあれ、ヴァイキングを映像で観たいという方にはかなりお勧めな作品。
( ˘ω˘ ){語彙力ないので感想とか説明が下手過ぎてまったくプレゼンにもならないのが悔やまれるよ…観て